子育て家庭において、「家事育児の負担」って必ず1度はぶつかる問題ではないですか?
家事や育児の負担がどちらかに偏ってストレスが溜まると夫婦喧嘩になったり、お互いに不公平感が出てさらに相手に対してイライラしたり…
僕が主夫になってからというもの、家事育児をめぐるちょっとしたモヤモヤが増えたことから、我が家では家事や育児を“バトンタッチ型”にすることに。

これがすごく僕たち夫婦には合ってました!
この記事では、主夫×フルタイム妻の我が家が、どうやって家事育児を分担しているのか、実際の分担例をいれながら紹介したいと思います。
バトンタッチ型の家事育児分担
我が家は2人とも外で働いていた時から「できる人ができることをする」スタンスで家事をしてきました。
しかし現在、妻がフルタイムで外で働く一方で、僕は在宅でフリーランスとして1日中家にいるスタイルに変わりました。
そのため今までのように「できる人ができることを」スタンスだと、家にいる時間の長い僕は「あれもしなきゃ、これもしなきゃ」とやることが山のように目について、1人で全部こなそうとすると負担も疲労もすごいことに…
そうしたことから、「できる人ができることをする」はそのままに「全部1人でやりきらなくていい」スタンスを追加した“バトンタッチ型”で家事や育児をすることにしました。
実際のバトンタッチ例
「全部1人でやりきらない」とはどういうことか、実際に我が家で行っているバトンタッチ例を紹介しますね。
例えば「洗濯物」は通常、【洗う→干す→取り込む→たたむ→しまう】のが一通りの流れですよね。
それを【朝に洗って干して、夕方に取り込む】のは僕で、【夜にたたんでタンスにしまう】のは妻というふうに、洗濯の一通りの流れの中で役割を交代するようにしました。
「食器洗い」なら、【夜に食洗機を回す】のは僕で、【朝に食器棚に片付ける】のは妻です。

育児も同じで、流れの中で役割を交代します。
例えば「お風呂」は通常、【お風呂掃除→子どもの着替え準備→子どもと入浴→子どもを拭く→保湿剤を塗る→ドライヤーなど】と1人でやるにはなかなかしんどいですよね…
それを【お風呂の掃除、子どもと入浴する】のは僕で、【着替え準備、風呂上がりのケアをする】のは妻にしました。
「子どもの朝の支度」は妻の出勤時間という制限があるので、【朝食、着替え】は妻で、妻が出勤した後は【残りの支度】を僕が引き継ぎます。

こんなふうに1から10まで全部ひとりでするのではなく、できるところを担って残りはバトンを引き継ぐことで、チーム?相棒?として効率よく家事や育児を進めるようにしています。
こんな工夫でスムーズに!我が家のバトンタッチルール
ルールというと「守らなきゃいけない感」が強いですが、我が家が実際にバトンタッチ型家事育児をしてみて、スムーズに夫婦でバトンを回すために意識している4つのことを紹介します。
- コミュニケーションは密にとる
- お互いの得意、不得意を把握する
- 無理に“はんぶんこ”にしない
- 「ありがとう」はことばで伝える
1.コミュニケーションは密にとる
まず、相手に察してもらおうという考えは捨てましょう。
「自分はこれだけやったんだから…ここからやってくれるよね?」「これやってくれると助かるんだけどなぁ…」思っているだけでは、絶対に伝わりません。
相手に勝手に期待をして、結果やってもらえず不満がたまるだけです。
コミュニケーションというのは、ただ「これしてほしい」「ここからバトンタッチね」と作業について話をするということではありません。
「今日は○○があってちょっと疲れた」「明日□時から○○をしたいんだよね」というように、お互いに日ごろから会話をたくさんして情報共有を心掛けましょう。
そしたら自然と「今からこれお願い!」「□時まで○○するから、その間よろしく!」とためらわず言える関係づくりができるのではないかなぁと思います。
また、生活リズムの違いから話をする時間が取れない人には、LINEやTime Treeなどのアプリを使うことをおすすめします!
▼朝はバタバタするので、こんなふうにLINEで連絡することが多いです

2.お互いの得意、不得意を把握する
みなさんは苦手な家事ってないですか?
僕はできないことはないけれど「洗濯物をたたむ」のが苦手です。できれば避けたい…
妻は「片付け、掃除」が苦手で、妻のスペースは持ち帰ってきた仕事の荷物であふれることもしばしば(笑)
僕たち夫婦はお互いに「できればやりたくないな~」という苦手な家事をわかっているので、自然と苦手な家事をカバーできるように動いているように思います。
逆に「これはやってても苦じゃないな~」と思える家事があるなら、そこは率先してできるとよりいいですよね。
3.無理に“はんぶんこ”にしない
たまに家事負担の割合について聞かれることがあります。
僕たち夫婦は元々「できる人ができることをする」というスタンスだったこともあって、あまり割合にはこだわっていません。
家にいる時間が長い分、僕の方が家事割合が多いのはそりゃそうなんですけど…
無理に「ここで半分だから、あとはあなたがやってね!」っていう考えだと、お互いにすごい負担になりませんか?
育児に関しては特に、時間に制限があったり(□時までに寝かせないと!)適したタイミングがあったり(今トイレに連れて行かないと漏らしちゃう!)するので、そこは臨機応変に対応できるといいと思います。
あとは、いつもは妻がしていることでも「今日は時間/気持ちに余裕があるから、やっとこうかな!」っていう日があってもいいかもですね。
4.「ありがとう」はことばで伝える
夫婦生活が長くなると、なんとなく「やってもらって当たり前」になりがちですよね。
だからこそ、僕たち夫婦は意識して「ありがとう」のことばを言うようにしています。
ちょっと無理してやったことでも、感謝されるとほんの少しだけ不満が減る…気がしませんか?
1つ目でも書きましたが、「察してもらおう」はダメです。思ってるだけでもダメです。

家事育児分担に限らず、“今から”できる夫婦円満のコツですよ!(笑)
家事育児ストレスの変化
主夫になってすぐの頃は、あれこれ色々頑張っても「気付いてもらえない」「感謝されない」ことに不満を感じることが多かったように思います。
仕事から帰ってきて疲れた様子の妻を見て「僕も疲れてるのに」「妻だけが頑張ってるわけじゃないのに」と、無駄にどっちがどれだけ大変か(頑張っているか)で喧嘩したことも…
家事や育児をバトンタッチすることで、ちょっとやりたいことをする時間の確保や子どもとゆったり関わる心の余裕にもつながっています。
家事や育児を自然と交代できる流れができてきて、お互いの負担もストレスも軽減したと思います。

まとめ:バトンタッチ型家事育児で夫婦ともに楽になる
振り返ると、我が家では夫と妻が一緒に家事をする「家事シェア」でも、はっきり役割を分ける「家事分担」でもなく、リレーのような協力体制が合っていたんだなと思います。
色々な家庭があるので、もしかしたら「中途半端で投げ出すのが嫌だ」「お願いされるタスクが多すぎてしんどい」「臨機応変や声を掛け合うのが苦手」というところもあるかもしれません。
そういう家庭は、色々な家事育児の負担軽減を夫婦で考えて試してみてもいいかもしれませんね。
バトンタッチ型家事育児のメリットは「交代できる安心感があること」です。
そんな難しく考えず1度やってみると、案外今より楽かもですよ!
みなさんは夫婦でどんな家事育児のバトンをまわせそうですか?